私が"私"になりたい理由

今まで生きてきて思うことがある。

全てのことは偶然ではなく、必然であるということ。それは、悪いことも良いことも全て含めて言えることである。

私はITZYのWANNABEという曲がとても好きだ。つまり、너무 좋아해ということだ。（笑）どれくらい好きか、というと1日1回は聞くし、聞くと必ず踊る…というありきたりな文章でしか表せないけど、好きということはそういう説明したくてもうまく説明できない感情なのではとも思ったりする。(脱線)

https://www.youtube.com/watch?v=6tKRqH5xR_U&feature=share%20%20

ITZYの曲の歌詞はいつも私に勇気や希望を与えてくれる。それに加えてメロディーやリズム、振付け、すべてが私の好みだからずっと聴いていられる。ここで、ITZYのWANNABEのコンセプトをおさらいしておこう。

タイトル曲の「WANNABE」は、他人の基準にしばられず、自分だけの色を見せてあげるという「one & only ME」メッセージを伝える。「どうせ、私の生活、私の人生だから」、「誰かから何と言われても、私は私、ただ、私になりたい」等、率直な歌詞で、自分の人生の主体は自分自身だと堂々と叫み、リスナーにカタルシスを与える。

:: ITZY ::

なぜ、私はITZYの"他の誰かではなく自分になりたい"といったコンセプトに惹かれるのか…ずっと考えていた。自分が自分のしたいようにしてこなかったから。それもある。でも今日、本当の理由に気づいてしまったのだ。

その理由を話すには、私にとって必要不可欠な防弾少年団の話をする必要がある。

大好きな防弾がいつも私に素晴らしい贈り物をしてくれるのはこのブログでもたくさん話してきた。防弾のコンセプトは

「10代・20代に向けられる社会的偏見や抑圧を防ぎ、自分たちの音楽を守り抜く」という意味がこめられている。

BTS (音楽グループ) - Wikipedia

となっている。そのコンセプト通り社会に訴えかけるような(良い意味で)挑発的な歌詞、力強いサウンドが印象的だったし、その後は大衆に親しまれるような曲調の曲も増えたが、力強い彼らの言葉に夢中になった。しかも、自分たちの音楽を守り抜いた結果、世界規模の地位と名誉を手に入れたという事実は余計に彼らを光らせたし、今までの道が平坦では無かったからこそ辿り着いたのが今の彼らの音楽性ということを踏まえると、こみあげるものがある。

そんな彼らからもらった贈り物のひとつに、"Love yourself" というひとつの思想がある。アルバムタイトルとなり、このアルバムを引っさげて世界を回った防弾少年団。

そのツアーに密着したドキュメンタリー映画

BRING THE SOUL：THE MOVIE

にてリーダーナムさん(RM)がライブのMCで話したなかで印象的だった言葉がある。(正確ではないですが(＞＜))

みなさんが僕に自分を愛することを教えてくれたように、みなさんも自分自身を愛してください。そのために僕達(防弾少年団)を利用してください。―RM―

このコンセプトとこのナムさんの言葉は、

エーリッヒ・フロムさんの"愛するということ"

という書籍がインスピレーションを与えて生まれたそうだ。そんなLove yourselfのアルバムのある1曲が私が印象的だったナムさんのこの言葉と今の私の形成に大きく関わっているので、その曲について話そうと思う。

BTS（防弾少年団）のアルバムコンセプトとなった本やメンバー愛読書まとめ|文芸

このリンクに飛ぶと、他にも他のアルバムの題材やインスピレーションとなった作品やメンバー個人のおすすめの1冊もまとめて紹介されているので、是非見てみてほしい！！！私も読む！！！

〇Love yourself 結 / BTS

Answer：Love myself

和訳をこちらで参考にしました↓

https://ameblo.jp/merody-0126-2/entry-12400194554.html%20%20

어쩌면 누군가를 사랑하는 것보다
多分"誰かを愛すること"よりも

더 어려운 게 나 자신을 사랑하는 거야
難しいことは"自分自身を愛すること"

だと思うんだ

이제는 나 자신을 용서하자 버리기엔
そろそろ自分自身を許してやろう

捨ててしまうには

우리 인생은 길어 미로 속에선 날 믿어
先の長い俺達の人生 迷路の中にいる時は

俺だけを信じろ

自分を自分で苦しめてばかりではいけないよ、目まぐるしく流れるこの時の中で色々なことが起きて、自分を自分で苦しめたこと、上手くいかないこと、誰かとけんかすること、わかってもらえないこと、分かり合いたいのに分かり合えないこと、自分の惨めさや卑屈さに絶望する日そんな日々が全くないことを私は望まないけれど、引きずったままだともっと惨めで卑屈な自分になっていく。健康にも良くない。

自分で自分を苦しめるのではなく、自分を許してあげることが大事なのだ。この曲の歌詞はそう言っているように私は思えた。では許すにはどうしたらいいのか…自分を愛することだ。

"愛するということ"をまだ、読んでいないので読んだらまた新たな発見があるとは思うが、自分を愛すると無条件に自分を許すことが出来ると思う。

왜 자꾸만 감추려고만 해 니 가면 속으로

どうして隠そうとばかりするの

その仮面の裏に

내 실수로 생긴 흉터까지 다 내 별자린데

自分の過ちで出来た傷跡だろうと

全部自分の星座なのに

今の私は、過去の過ちで出来ている。心のどこかでそれらを全て無くしたいと思っていた自分がいた。けれど、過去の過ちがなければ今の私はいない。し、まさに、"自分の過ちで出来た傷跡だろうと全部自分の星座なのに"なのだ。

防弾の"Love yourself"のおかげで、前よりももっと、私は自分を愛することが出来ているんだと思う。そして、不完全な自分を許せるようにもなった。だからこそ、過去の過ちで出来た自分の星座を大切に思えた。

他人の言葉や価値観に惑わされて、自分を苦しめてはいけない。誰がなんと言おうと、私は私なのだ。私の過去の過ちや誰かへの恨みや妬みから来る、自分を苦しめるものに対して向ける、"私は私"ではなく、"私は私"で自分自身を愛することで幸せになるから！という考えに近い！まさに、2!3!だ‥.

私が、"私になりたい"と思ったのは

自分自身を愛しているからだと気づいたからだったんだ。

自分を愛することが出来ると、自分を許すことが出来ると思うと言ったが、もうひとつある。

自分を愛することが出来ると、自分以外の他人になりたいと思わなくなるし、誰かに愛してもらう必要もない。だって、自分で自分を十分愛せるのだから！

このことに気づかせてくれたのだから暗い時間に意味が無いはずがない。暗い時間がなければこのことに気づけていない。だから、私は全てのことは必然で意味があると思う。そして、暗い時間が全てなくなるようなことを私は決して望まないのだ。

防弾がくれた贈り物のおかげで自分が変わり、

"私は私のままで完璧！"と歌うITZYに共感しているんだ。

きっと、防弾に出会っていない自分もITZYのコンセプトに共感するだろう。きっと今と別の意味で。

心から全てのことにありがとう。

防弾が夢を叶えていく過程や、作り出す作品、話す言葉、ここまで来るまでに辿った苦しく険しい道のりや輝かしい花様年華の日々…すべてで私たちに自分を愛することの大切さや自分を愛することによって起こる出来事の素晴らしさを教えてくれている。そして、ナムさんのMCで伝えたかったことはこの曲の歌詞となってARMYに届けられたのだと実感する。まさに、この歌詞のように。

You've shown me I have reasons

I should love myself

君が教えてくれた

自分自身を愛すべき理由を

내 숨 내 걸어온 길 전부로 답해
僕の息 僕が辿ってきた道

その全てで答えよう

어제의 나 오늘의 나 내일의 나
昨日の僕 今日の僕 明日の僕

(I’m learning how to love myself)
(学んでいる途中さ 自分自身の愛し方を)

빠짐없이 남김없이 모두 다 나
一つ残らず 余すところなく

全てが僕なんだ

私は私になりたい！

おわり。